icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学73巻5号

2022年10月発行

増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学

Ⅰ.霊長類脳科学 a)遺伝子改変技術および関連技術を用いたマーモセットの脳科学・疾患研究

レット症候群モデルマーモセット

著者: 岸憲幸1 岡野栄之12

所属機関: 1理化学研究所脳神経科学研究センターマーモセット神経構造研究チーム 2慶應義塾大学医学部生理学教室

ページ範囲:P.386 - P.387

文献概要

 レット症候群は主に女児に発症する神経発達障害であり,X染色体上のmethyl-CpG binding protein 2(MECP2)遺伝子の変異によって生じる。マウスモデルによりMECP2の機能やレット症候群の病態解明が進んできた一方,霊長類との脳構造・機能の質的な違いによりモデル動物としての限界も指摘されるようになってきた。本稿では,ヒト患者の病態を忠実に再現する霊長類モデルの開発,解析,展望について述べる。

参考文献

. 20:753-759, 2005
. 23:185-188, 1999
. 106:2029-2034, 2009
. 5:323-332, 2018
. 50:1-6, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら