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文献詳細

雑誌文献

生体の科学73巻5号

2022年10月発行

文献概要

増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学 Ⅰ.霊長類脳科学 a)遺伝子改変技術および関連技術を用いたマーモセットの脳科学・疾患研究

遺伝子改変マーモセット作製にかかる胚操作システムの開発

著者: 笹岡俊邦1 中務胞1 﨑村建司1 阿部学1

所属機関: 1新潟大学脳研究所

ページ範囲:P.400 - P.401

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 遺伝子改変マーモセット樹立に必要な受精卵を,経費と動物福祉の問題を解決して生産するために,異種間移植法を用いた技術開発を進めてきた。これまで廃棄されていた未利用のマーモセット卵巣を全国の研究機関から分与してもらい,これらを免疫不全マウスに移植することにより,マウス体内で成熟卵子の作製に成功した。これら卵子を体外受精させ,マーモセット子宮移植可能な成熟胚を生産する方法の開発を進めている。

参考文献

1)Miura S, Maeda Y, Miyamoto J et al:Proceedings of International Symposium on Animal Production and Conservation for Sustainable Development, pp31-33, 2018
. 65:189-196, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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