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増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学 Ⅱ.脳機能マッピングのための新規技術開発
2光子顕微鏡を用いたマーモセット脳機能のイメージング
著者: 松崎政紀1
所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科機能生物学専攻生理学講座
ページ範囲:P.434 - P.435
文献購入ページに移動 筆者らは,テトラサイクリン発現誘導システムを組み込んだアデノ随伴ウイルスベクターをマーモセットの大脳皮質に注入し,蛍光カルシウムセンサーを神経細胞に発現させることで,体性感覚野や運動野で多数の神経細胞の活動を単一細胞レベルで検出すること,また樹状突起や軸索での活動を検出することを可能とした。更に頭部固定下での前肢を用いた運動課題を構築し,この課題実行中の多数の運動野神経細胞の活動を検出することを実現した。
参考文献
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4)正水芳人,松崎政紀:6.2 2光子顕微鏡を用いた脳のin vivoカルシウムイメージング.佐々木えりか(監修):マーモセットラボマニュアル,pp160-165.アドスリー,東京,2018
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