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文献詳細

雑誌文献

生体の科学73巻5号

2022年10月発行

文献概要

増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学 Ⅱ.脳機能マッピングのための新規技術開発

大脳皮質・皮質下回路機構に迫る多領域間マルチリンク解析法の洗練化

著者: 礒村宜和1

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科細胞生理学分野

ページ範囲:P.444 - P.445

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 脳の領域間の情報伝達のしくみを理解するためには,他の領域に投射する神経細胞のスパイク活動を観測することが有用である。スパイクコリジョン試験はスパイク記録細胞の投射先を同定する信頼できる電気生理学的手法である。筆者らは,マルチニューロン記録とオプトジェネティクスを組み合わせて同試験の効率を向上させるマルチリンク解析法を考案し,ラットの大脳の生理学研究に応用すると共に,自動化システムの開発にも成功した。

参考文献

. 28:1024-1038, 2018
. 37:10904-10916, 2017
. 4:461, 2021
. 99:1302-1314, 2018
. 2021, doi:/10.1101/2021.10.21.465238

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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