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文献詳細

雑誌文献

生体の科学73巻5号

2022年10月発行

文献概要

増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学 Ⅱ.脳機能マッピングのための新規技術開発

光遺伝学的手法を用いた脳機能解析

著者: 加藤智信1 田中謙二2

所属機関: 1慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室 2慶應義塾大学医学部先端医科学研究所脳科学研究部門

ページ範囲:P.448 - P.449

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 脳の機能を解析する1つの方法として,脳を構成する様々な細胞,例えば神経細胞,グリア細胞,血管細胞などが,それぞれどのように相互に作用し合っているのか明らかにするアプローチがある。この場合,細胞種特異的にいずれかの細胞集団の機能を操作することが求められるが,それに適した操作技術の一つがオプトジェネティクス(optogenetics;光遺伝学)である。本稿では,オプトジェネティクスを用いた代表的な研究を紹介し,脳内のあらゆる細胞集団に対してこの技術が応用できることを示す。

参考文献

. 31:1183-1192, 2011
. 81:314-320, 2014
. 62:1299-1312, 2014
. 39:4036-4050, 2019
. 36:109427, 2021

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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