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文献詳細

雑誌文献

生体の科学73巻5号

2022年10月発行

増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学

Ⅲ.ヒト疾患研究 a)精神疾患

双方向トランスレーショナルアプローチによる精神疾患の脳予測性障害機序に関する研究開発

著者: 小池進介1 笠井清登2 柳下祥3 國井尚人4 松崎政紀5 田中謙二6 宇賀貴紀7 吉田正俊8 山本真江里9 鬼塚俊明10 三浦健一郎11 小松三佐子12

所属機関: 1東京大学心の多様性と適応の連携研究機構 2東京大学医学部附属病院精神神経科 3東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター構造生理学 4東京大学医学部附属病院脳神経外科 5東京大学大学院医学系研究科機能生物学専攻 6慶應義塾大学医学部 7山梨大学大学院総合研究部 8北海道大学人間知・脳・AI研究教育センター 9名古屋大学医学部附属病院 10九州大学大学院医学研究院神経画像解析学講座 11国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神疾患病態研究部 12理化学研究所脳神経科学研究センター

ページ範囲:P.458 - P.459

文献概要

 これまでほとんどの精神疾患基礎研究は,ヒト臨床研究の知見を基礎実験に落とし込むリバーストランスレーショナルアプローチがとられてきたが,その成果が逆に精神疾患臨床・研究に応用されるフォワードトランスレーショナルアプローチはほとんどない。精神疾患のトランスレータブルフェノタイプを開発し,ヒト臨床,ヒト基礎,非ヒト霊長類,マウス基礎研究を組み合わせた双方向トランスレーショナルアプローチを確立することで,精神疾患の病態解明が期待できる。

参考文献

. 2021, doi:10.2463/mrms.rev.2021-0050. Online ahead of print
. 46:937-946, 2020
. 21:1460-1466, 2016
. 48:563-574, 2022
. 579:555-560, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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