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文献詳細

雑誌文献

生体の科学73巻5号

2022年10月発行

文献概要

増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学 Ⅲ.ヒト疾患研究 a)精神疾患

精神疾患横断的に発症に関わるゲノム変異を起点とした分子・神経回路病態の解明

著者: 森大輔12 有岡祐子13 奥村啓樹14 尾崎紀夫1

所属機関: 1名古屋大学大学院医学系研究科精神疾患病態解明学 2名古屋大学脳とこころの研究センター 3名古屋大学医学部附属病院先端医療開発部 4名古屋大学医学部附属病院薬剤部

ページ範囲:P.470 - P.471

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 統合失調症などの精神疾患は発症に遺伝要因が関わっていることは自明だが,その発症機序は不明である。近年では,22q11.2欠失などの発症リスクの効果が高いゲノム変異が同定され,その欠失を持つiPS細胞やモデルマウスが樹立,作出されている。本稿では,これらモデル生物を用いた分子・神経回路病態解明への取り組みについて述べる。

参考文献

. 2022, doi:10.1016/j.biopsych.2022.04.003. Online ahead of print
. 63:103138, 2021
. 10:35, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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