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文献詳細

雑誌文献

生体の科学73巻5号

2022年10月発行

増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学

Ⅲ.ヒト疾患研究 b)神経変性疾患

iPS細胞を用いたパーキンソン病の病態解析

著者: 赤松和土1

所属機関: 1順天堂大学大学院医学研究科ゲノム・再生医療センター

ページ範囲:P.484 - P.485

文献概要

 患者iPS細胞を用いてマイトファジー異常を呈する家族性パーキンソン病(Parkinson's disease;PD)PARK2/PARK6の表現型を改善させる薬剤を同定し,それらの薬剤が動物モデルや一部の孤発性PD症例にも有効であることを示した。孤発性PDは多様性のある集団と考えられており,それらを臨床経過・細胞表現型に基づいて正確に層別化することが,PD全体の病態解明と根本的治療薬につながると考えられる。

参考文献

. 29:189-208, 2022
. 397:2284-2303, 2021
. 392:605-608, 1998
. 5:35, 2012
. 14:1060-1075, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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