文献詳細
増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学
Ⅲ.ヒト疾患研究 b)神経変性疾患
文献概要
患者iPS細胞を用いてマイトファジー異常を呈する家族性パーキンソン病(Parkinson's disease;PD)PARK2/PARK6の表現型を改善させる薬剤を同定し,それらの薬剤が動物モデルや一部の孤発性PD症例にも有効であることを示した。孤発性PDは多様性のある集団と考えられており,それらを臨床経過・細胞表現型に基づいて正確に層別化することが,PD全体の病態解明と根本的治療薬につながると考えられる。
参考文献
. 29:189-208, 2022
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掲載誌情報