icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学73巻5号

2022年10月発行

文献概要

増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学 Ⅲ.ヒト疾患研究 b)神経変性疾患

アルツハイマー病の神経生物学:細胞外タウの恒常性維持機構と病態形成に対する役割

著者: 山田薫1 橋本唯史2 岩坪威13

所属機関: 1東京大学医学系研究科神経病理学分野 2国立精神・神経医療研究センター神経研究所疾病研究第四部 3国立精神・神経医療研究センター神経研究所

ページ範囲:P.490 - P.491

文献購入ページに移動
 凝集性タウ分子が細胞外に放出され,次いで細胞内取り込みを受けることで細胞間を伝播するという知見から,細胞外に存在するタウ分子はタウ蓄積進行における重要なトリガー分子として認識されるようになった。筆者らは,タウの細胞外量の調整に関わる内在性機構という新しい着眼点から,伝播やタウ蓄積,神経変性に与える効果について研究を展開してきた。本稿では,これまでに得られた研究成果を最近の知見を踏まえて考察する。

参考文献

. 211:387-393, 2014
. 19:1085-1092, 2016
. 4:147ra111, 2012
. 219:e20211275, 2022
. 11:859-865, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら