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文献詳細

雑誌文献

生体の科学73巻5号

2022年10月発行

増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学

Ⅲ.ヒト疾患研究 b)神経変性疾患

iPS細胞を用いたアルツハイマー病の病態解析

著者: 渡部博貴1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部生理学教室

ページ範囲:P.492 - P.493

文献概要

 ヒト体細胞に初期化遺伝子を導入し,あらゆる細胞へ分化可能な人工多能性幹(iPS)細胞を作出する技術によって,これまで不可能であったヒト中枢神経系の細胞生物学的機能をディッシュ上で解析することが可能となった。iPS細胞から誘導したヒト神経系細胞は,これまでの種差による問題を克服できるモデルとして期待されている。本稿では,iPS細胞から誘導されたヒト中枢神経系細胞を用いたアルツハイマー病モデルの現状を概説する。

参考文献

. 18:25-39, 2022
. 20:4530-4539, 2011
. 109:3402-3420.e9, 2021
. 98:1141-1154.e7, 2018
. 11:e0161969, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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