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文献詳細

雑誌文献

生体の科学74巻1号

2023年02月発行

文献概要

特集 シナプス Ⅱ.シナプス伝達

抑制性シナプスの機能設計

著者: 川口真也1

所属機関: 1京都大学大学院理学研究科生物物理学教室

ページ範囲:P.47 - P.50

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 中枢神経系の抑制性シナプスはGABAあるいはグリシンを伝達物質とし,シナプス後部膜のCl-透過性を上昇させて細胞の興奮を抑制する。近年の計測技術の発達により,中枢神経系の様々な微小シナプスからのパッチクランプ記録や蛍光イメージングが可能になり,抑制性シナプスを特徴づける精巧な機能制御メカニズムがわかってきた。本稿では,小脳皮質のGABA性シナプス2種に焦点を当てて直接記録により見えてきた精巧な伝達制御機構の普遍性と多様性を紹介する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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