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文献詳細

雑誌文献

生体の科学74巻1号

2023年02月発行

特集 シナプス

Ⅲ.シナプス可塑性

シナプス構造可塑性:現在と未来

著者: 河西春郎1

所属機関: 1東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構

ページ範囲:P.51 - P.56

文献概要

 スパインシナプスの構造可塑性により,長期増強が確認されただけでなく,シナプスの生成消滅,in vivo動態,形態異常,安定性,ゆらぎ,神経修飾,などの豊かな現象が発見され,脳機能の説明能力は大幅に拡張した1)。更に,2021年に至って,スパイン頭部増大が,シナプス前部機能を力学的に亢進することがわかった2)。この力学的効果も加えて,構造可塑性が学習・記憶や様々な認知機能に働いていることを示す研究段階に入っている。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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