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文献詳細

雑誌文献

生体の科学74巻2号

2023年04月発行

文献概要

特集 未病の科学 Ⅱ.未病の実験研究

未病研究の最前線

著者: 齋藤滋12 春木孝之3 米澤翔汰2 大嶋佑介4 門脇真12 小泉桂一25

所属機関: 1富山大学 2富山大学未病研究センター 3富山大学学術研究部都市デザイン学系 4富山大学学術研究部工学系 5富山大学和漢医薬学総合研究所

ページ範囲:P.129 - P.133

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 未病という言葉は,2,400年前にまとめられた中国最古の医学書である『黄帝内経』に遡る。その中に「上医治未病」,未病の時期を捉えて治すことが最高の医療と記載されている。現在,この未病の概念は近未来医療にも通じる大切な概念として,平成26年に閣議決定された内閣府健康・医療戦略推進本部の健康・医療戦略に,「健康と病気を連続的に捉える未病の考え方が重要になり,新たなヘルスケア産業が創出されるなどの動きも期待される。」と記載されている。一方で,未病は経験に基づく概念である。したがって,①最新の科学の発展に基づく未病の定義,および②未病の検出機器の開発,の2つを推進することが重要である。

参考文献

. 2:342, 2012
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. 12:1730, 2022
5)濵口宏夫,平川暁子 編:ラマン分光法,学会出版センター,東京,1998
. 20:16195-16204, 2012
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. 6:37562, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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