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文献詳細

雑誌文献

生体の科学74巻3号

2023年06月発行

文献概要

特集 クロマチンによる転写制御機構の最前線 Ⅰ.分子レベル

ヒストン翻訳後修飾と転写活性化

著者: 佐藤優子1

所属機関: 1東京工業大学科学技術創成研究院

ページ範囲:P.205 - P.210

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 真核生物の細胞核内では,DNAはヒストン8量体に巻きついてヌクレオソームを形成し,更にヌクレオソームが連なった構造“クロマチン”として核内に収納されている。クロマチン構造は,長大なDNAを核内に収納する物理的な役割と,遺伝子発現やゲノム恒常性を制御する役割を持つ。クロマチン構造による遺伝子発現の制御には,ヒストンタンパク質の翻訳後修飾が重要な役割を果たしている(図1)。本稿では,転写活性化に関与しているヒストンの翻訳後修飾に注目し,その役割を考察する。

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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