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増大特集 代謝 Ⅰ.代謝と臓器・疾患
心不全におけるケトン体を介した心保護作用
著者: 有馬勇一郎1
所属機関: 1熊本大学国際先端医学研究機構
ページ範囲:P.390 - P.391
文献購入ページに移動 ケトン体は空腹時のエネルギー基質として知られているが,近年多面的な作用があることが注目されている。心不全患者ではケトン体の血中濃度と共に利用率も増加しており,ケトン体補充による心保護効果も示された。一方で,過度な蓄積はケトアシドーシスを引き起こすことも明らかであるため,心保護作用を臨床に活かすためには機序の適切な理解や至適濃度の設定などを詳細に検討する必要がある。
参考文献
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