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文献詳細

雑誌文献

生体の科学74巻5号

2023年10月発行

文献概要

増大特集 代謝 Ⅰ.代謝と臓器・疾患

TFAMマウスからみるミトコンドリア機能維持と疾患病態

著者: 康東天1

所属機関: 1九州大学

ページ範囲:P.414 - P.415

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 ミトコンドリアDNA(mtDNA)は細胞内活性酸素の主要な発生源であるミトコンドリア内に存在し,核DNAに比べはるかに強い酸化ストレス下にある。ミトコンドリア転写因子A(TFAM)はmtDNAのヌクレオソーム様構造(ヌクレオイド)を形成する主要構成タンパク質であり,ヒストン様タンパク質としてmtDNAを機能的構造的に保護している。そのためTFAM過剰発現マウスでは,心不全や老化の進行が強く抑制される。

参考文献

. 7:39-44, 2007
. 112:683-690, 2005
. 28:8624-8634, 2008
. 6:37889, 2016
. 25:104889, 2022

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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