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増大特集 代謝 Ⅰ.代謝と臓器・疾患
代謝産物センサー分子の生体での機能と医療応用可能性
著者: 関谷元博1
所属機関: 1筑波大学医学医療系内分泌代謝・糖尿病内科
ページ範囲:P.418 - P.419
文献購入ページに移動 代謝はその基質と終産物が研究対象となることが多かったが,近年その中間代謝産物を含む膨大な代謝産物に様々な生理活性があり,またそうした生理活性の多くを代謝産物に結合して機能が調節される代謝産物センサー分子が担っていることが明らかになってきた。また,その役割は肥満・糖尿病などの代謝関連疾患にとどまらず,腫瘍,免疫,中枢神経など幅広い生命現象に及んでいる。本稿では,こうした代謝産物センサーについて概説する。
参考文献
. 2:873-881, 2020
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