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文献詳細

雑誌文献

生体の科学74巻5号

2023年10月発行

文献概要

増大特集 代謝 Ⅱ.代謝と神経

新規脳内小タンパク質による代謝調節機構

著者: 浮穴和義1 岩越栄子1 成松勇樹1

所属機関: 1広島大学大学院統合生命科学研究科神経代謝調節学研究室

ページ範囲:P.420 - P.421

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 80アミノ酸残基から成る分泌性の小タンパク質(長鎖ペプチド)をコードする新規遺伝子を視床下部から発見し,小タンパク質をneurosecretory protein GL(NPGL)と命名した。飢餓や肥満状態において,本Npgl遺伝子の発現が変化することから,NPGLがエネルギー代謝調節に関与することが示唆された。本稿では,ラットとマウスを用いた研究から,NPGLが摂食行動や白色脂肪組織での脂肪蓄積に重要な作用を担っている中枢性因子であることについて述べる。

参考文献

. 446:298-303, 2014
. 6:e28527, 2017
. 158:1120-1129, 2017
. 244:1-12, 2020
. 112:606-620, 2022

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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