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増大特集 代謝 Ⅱ.代謝と神経
運動時エネルギー代謝の中枢性調節
著者: 井上和生1
所属機関: 1京都大学大学院農学研究科食品生物科学専攻食品生理機能学分野
ページ範囲:P.424 - P.425
文献購入ページに移動 持久運動時の脂肪組織からの遊離脂肪酸動員は,エネルギー源の供給機構として非常に重要である。筆者らは持久運動時の末梢組織の情報が脳内ノルアドレナリン作動性神経によって視床下部腹内側核に伝達され,ここから交感神経を介して脂肪酸の動員が指示されていることを明らかにした。中枢神経系による調節は,運動時の全身でのエネルギー代謝の協調に重要な役割を果たす。
参考文献
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