icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学74巻5号

2023年10月発行

文献概要

増大特集 代謝 Ⅱ.代謝と神経

運動による糖尿病予防・改善の分子機構

著者: 古市泰郎1 藤井宣晴1

所属機関: 1東京都立大学人間健康科学研究科ヘルスプロモーションサイエンス学域

ページ範囲:P.434 - P.435

文献購入ページに移動
 血液中の糖の約70%は骨格筋で消費される。骨格筋における糖の取り込みが低下すると血糖値が上昇したままになり,2型糖尿病の発症につながる。運動が糖尿病を予防・改善するのは,骨格筋の糖取り込みを促進させるためであり,運動の効果は糖尿病患者においても有効である。本稿では,運動が糖取り込みを促進させる機序について最近の研究動向を含めながら概説する。

参考文献

. 37:667-687, 1988
. 269:E583-E590, 1995
. 66:876-885, 1989
. 36:434-439, 1987
. 29:895-900, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?