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文献詳細

雑誌文献

生体の科学74巻5号

2023年10月発行

文献概要

増大特集 代謝 Ⅱ.代謝と神経

休眠状態を誘発する神経細胞種と代謝制御

著者: 小野宏晃1 砂川玄志郎1

所属機関: 1理化学研究所生命機能科学研究センター冬眠生物学研究チーム

ページ範囲:P.440 - P.441

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 休眠は,動物が冬季や食料不足に直面した際に,能動的にエネルギー必要量を減らす生存戦略である。動物が休眠するためには,生体の内的・外的環境の変化を知覚・統合して,全身の細胞へ情報伝達するしくみが存在するはずである。特に,視床下部に位置する特定の神経細胞種は,温感冷感の感覚シグナルや,末梢のエネルギー代謝情報を統合し,中枢神経系の他領域や自律神経系を調節することで,動物に休眠状態を誘発する。

参考文献

. 583:109-114, 2020
. 583:115-121, 2020
. 585:420-425, 2020
. 11:6378, 2020
. 5:789-803, 2023

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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