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文献詳細

雑誌文献

生体の科学74巻5号

2023年10月発行

増大特集 代謝

Ⅲ.代謝とがん

エピゲノム・代謝異常による白血病発症機構と治療

著者: 北林一生1

所属機関: 1国立がん研究センター研究所造血器腫瘍研究分野

ページ範囲:P.448 - P.449

文献概要

 細胞は栄養状態や酸素濃度などを感知して細胞の増殖や分化を制御し,これらは栄養状態に応じた代謝産物により制御されると考えられる。遺伝子の発現はヒストンのアセチル化やメチル化・DNAのメチル化などエピゲノム修飾により制御され,これらを制御するアセチル化酵素やメチル化酵素はアセチルCoAやS-アデノシルメチオニン(SAM)など代謝産物をコファクターとして必要とするため,これらの代謝産物の増減によりエピゲノム修飾が制御され遺伝子発現を変化させる(図)。

参考文献

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. 19:375-383, 2020
. 25:326-336, 2023

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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