文献詳細
文献概要
増大特集 代謝 Ⅲ.代謝とがん
エピゲノム・代謝異常による白血病発症機構と治療
著者: 北林一生1
所属機関: 1国立がん研究センター研究所造血器腫瘍研究分野
ページ範囲:P.448 - P.449
文献購入ページに移動 細胞は栄養状態や酸素濃度などを感知して細胞の増殖や分化を制御し,これらは栄養状態に応じた代謝産物により制御されると考えられる。遺伝子の発現はヒストンのアセチル化やメチル化・DNAのメチル化などエピゲノム修飾により制御され,これらを制御するアセチル化酵素やメチル化酵素はアセチルCoAやS-アデノシルメチオニン(SAM)など代謝産物をコファクターとして必要とするため,これらの代謝産物の増減によりエピゲノム修飾が制御され遺伝子発現を変化させる(図)。
参考文献
. 19:17-30, 2011
. 18:553-567, 2010
. 75:2005-2016, 2015
. 133:676-687, 2019
. 378:2386-2398, 2018
. 38:3398-3406, 2020
. 19:375-383, 2020
. 25:326-336, 2023
掲載誌情報