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増大特集 代謝 Ⅲ.代謝とがん
がんの治療標的分子探索手法としての多角的糖鎖解析
著者: 久野敦1
所属機関: 1産業技術総合研究所細胞分子工学研究部門分子細胞マルチオミクス研究グループ
ページ範囲:P.468 - P.469
文献購入ページに移動 翻訳後修飾の一つである糖鎖修飾は,細胞表層タンパク質に構造上の変化を与える。病態に伴う変化を見いだすことで,抗体薬物複合体開発のように応用可能な特異性の高い抗体の作出に寄与することが期待される。本稿では,発展が目覚ましい糖鎖解析技術の最近の開発動向について紹介し,その多角的な利用が,治療標的探索の効率を向上する点について,自らの開発経験を基に具体的に紹介したい。
参考文献
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掲載誌情報