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文献詳細

雑誌文献

生体の科学74巻5号

2023年10月発行

文献概要

増大特集 代謝 Ⅳ.代謝と免疫

代謝介入による抗腫瘍免疫の変化

著者: 鵜殿平一郎1 徳増美穂1 西田充香子1

所属機関: 1岡山大学学術研究院医歯薬学域免疫学分野

ページ範囲:P.474 - P.475

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 固形腫瘍に浸潤したCD8T細胞(CD8TILs)は,腫瘍退縮に必須である。がん細胞数とCD8TILsの数は数千倍以上の開きがあるが,どのようなメカニズムで大量のがん細胞が死滅するのか,実はよくわかっていない。この問いに対し“がん細胞と免疫細胞の代謝競合”という概念は,シンプルな答えを提示する。要は代謝が旺盛なほうの勝ちで,その意味で代謝介入による抗腫瘍免疫の増強という概念は重要となる。

参考文献

. 162:1229-1241, 2015
. 131:e140100, 2021
. 366:1013-1021, 2019
. 9:e002954, 2021
. 13:864225, 2022

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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