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文献詳細

雑誌文献

生体の科学74巻5号

2023年10月発行

文献概要

増大特集 代謝 Ⅴ.代謝と老化

代謝とエピゲノムによる細胞老化の制御機構

著者: 中尾光善1

所属機関: 1熊本大学発生医学研究所細胞医学分野

ページ範囲:P.480 - P.481

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 細胞老化は持続的な増殖停止の状態であり,炎症性タンパク質などを多量に合成・分泌するため,身体全体の個体老化の重要な要素である。細胞老化には開始期(増殖停止),早期(抗炎症),完成期(炎症と代謝増加),後期(炎症と代謝減少)の4つの表現型バリエーションがあり,細胞内代謝とエピゲノムが協調的に制御している。この観点から,老化過程のメカニズムの理解,加齢性疾患の制御・予防法の促進が期待される。

参考文献

. 30:919-922, 2020
. 23:1013-1021, 2016
. 14:689-697, 2015
. 62:728-744, 2016
. 18:2148-2161, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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