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特集 新組織学シリーズⅣ:骨・軟骨 Ⅰ.骨・軟骨組織の構造と細胞分化・機能
骨芽細胞・骨細胞
著者: 小守壽文1
所属機関: 1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科分子硬組織生物学骨・軟骨基盤創薬研究室
ページ範囲:P.526 - P.530
文献購入ページに移動 骨芽細胞は,間葉系幹細胞から骨芽細胞系列へのコミットメント,前骨芽細胞の増殖,未熟骨芽細胞への分化と骨基質タンパク質の産生,そして,それが最大化される骨芽細胞の成熟へと,分化・増殖・成熟過程を経ながら骨形成をつかさどる。成熟した骨芽細胞は多くの突起を持ち,コラーゲンの走行が均一な層板骨を形成する。その後,骨基質タンパク質産性能が低下し,骨基質内に取り込まれ,骨細胞となる。骨細胞は多くの突起と骨細管によって,骨細胞ネットワークを形成し,メカニカルストレスの感知・応答,骨芽細胞・破骨細胞の制御を行う。
参考文献
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