文献詳細
特集 新組織学シリーズⅣ:骨・軟骨
Ⅲ.骨・軟骨疾患のメカニズム
文献概要
変形性関節症は整形外科疾患のなかでも最多の患者数を有する変性疾患であるが,病態解明は道半ばであり,病態をコントロールし得る治療法はいまだ存在しない。関節軟骨の変性・摩耗が目立つ疾患ではあるが,関節は軟骨以外にも軟骨下骨や靱帯,滑膜,膝であれば半月板など,多彩な要素から構成されており,分子細胞生物学的研究だけを考えてもアプローチは容易ではない。本稿では,変形性関節症の病因の一つである“過剰な力学的負荷”を主軸に,最近の滑膜研究も含め紹介する。
参考文献
. 27:620-628, 2009
. 61:779-786, 2009
. 434:644-648, 2005
. 13:632-641, 2005
. 54:2462-2470, 2006
. 16:678-686, 2010
. 15:2865-2876, 2001
. 7:13336, 2016
. 8:16475, 2018
. 19:94, 2017
. 10:1442, 2019
. 87:78-79, 2008
. 35:263-270, 2014
. 67:1261-1273, 2015
. 21:247, 2019
. 73:1441-1450, 2021
. 28:127-139, 2014
. 115:622-631, 2005
. 36:792-802, 2021
掲載誌情報