文献詳細
特集 生命現象を駆動する生体内金属動態の理解と展開
Ⅱ.タンパク質を機能化する生体内での金属挿入メカニズム
鉄シャペロンによる鉄結合タンパク質の細胞内活性化制御メカニズム
著者: 𥱋取いずみ1 岸文雄2
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科細胞機能制御学 2医療法人健仁会
ページ範囲:P.127 - P.132
文献概要
2008年,“鉄シャペロン”の概念が提唱され,細胞内での新たな鉄分配機構が明らかになった。鉄シャペロン分子PCBP[poly(rC)binding protein]は,鉄輸送体との間での鉄の授受,酵素への鉄挿入など重要な役割を担い,細胞質内で安全に鉄を輸送する重要な因子として機能する。
参考文献
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