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文献詳細

雑誌文献

生体の科学75巻2号

2024年04月発行

文献概要

実験講座

脳を標的とするAAVベクターの最新動向

著者: 平井宏和12

所属機関: 1群馬大学未来先端研究機構ウイルスベクター開発研究センター 2群馬大学大学院医学系研究科脳神経再生医学分野

ページ範囲:P.184 - P.189

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 アデノ随伴ウイルス(adeno-associated virus;AAV)ベクターは,生命科学研究や難病の遺伝子治療に不可欠なものとなりつつある。10年ほど前まではユビキタスなプロモーターを搭載し,非特異的に遺伝子発現するAAVを直接組織に注入していたが,近年,様々な標的細胞種に特異的に遺伝子発現するAAVや,静脈内投与で血液脳関門を効率的に透過するAAVが開発され,応用範囲が爆発的に広がっている。本稿では,脳を標的としたAAVベクター遺伝子導入技術の最近の進歩を紹介する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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