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特集 高速分子動画:動的構造からタンパク質分子制御へ
特集「高速分子動画:動的構造からタンパク質分子制御へ」によせて
著者: 岩田想12
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科 2理化学研究所放射光科学研究センター
ページ範囲:P.196 - P.196
文献購入ページに移動本研究領域の第一の目標は,“高速分子動画”法からこれらの制限をできるだけ取り除き,より多くの生体高分子観察に適用できる普遍的な方法として確立することです。そのために,ビームラインのエンジニアリング,タンパク質工学,ケミカルバイオロジーなどの技術を最大限に活用していきます。そして第二の目標は,その結果を新しい生体高分子の制御法の開発に活かしていくことです。実際に観察された“高速分子動画”を計算科学や分光学の手法を用いて定量的,理論的に理解します。これを基に新しい機能性タンパク質や生体高分子を制御できる新規化合物などを創生することにより,イメージング,光遺伝学,光薬理学といった幅広い分野に貢献したいと考えました
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