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特集 高速分子動画:動的構造からタンパク質分子制御へ Ⅳ.高速分子動画の実例:レチナールタンパク質
光駆動型クロライドイオンポンプロドプシンの構造変化
著者: 保坂俊彰1
所属機関: 1理化学研究所生命機能科学研究センタータンパク質機能・構造研究チーム
ページ範囲:P.236 - P.240
文献購入ページに移動 海洋細菌Nonlabens marinus が持つ光駆動型クロライドイオンポンプロドプシンNM-R3は,細胞内に塩化物イオン(Cl-)を輸送する。今回,SACLAを用いた時分割結晶構造解析により,光照射に伴うNM-R3の構造変化を詳細に捉えることに成功した。この結果からNM-R3がCl-を輸送する機構と輸送経路を明らかにすると共に,イオンの逆流を防ぐ巧妙な仕掛けがあることを見いだした1)。
参考文献
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