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文献詳細

雑誌文献

生体の科学75巻3号

2024年06月発行

文献概要

特集 高速分子動画:動的構造からタンパク質分子制御へ Ⅳ.高速分子動画の実例:レチナールタンパク質

水圏生態系におけるロドプシン集光アンテナの構造と機能

著者: 志甫谷渉1

所属機関: 1東京大学大学院理学系研究科

ページ範囲:P.241 - P.246

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 ロドプシンとは,レチナールを発色団として持つ光受容膜タンパク質である。微生物型ロドプシンはバクテリオロドプシン(BR)やチャネルロドプシン(ChR)を筆頭に大多数がイオンを輸送しており,光遺伝学に応用されている。しかし近年,例えばヘリオロドプシン1)や酵素型ロドプシン2)のような,イオン輸送とは異なる機能を持つ微生物型ロドプシンが次々に発見されており,機能的メタゲノミクスによる新規ロドプシンの発見と機能解析が脚光を浴びている。今回,筆者らはイオン輸送ロドプシンのなかで,カロテノイドを集光アンテナとして利用するロドプシンを新規に同定し,その構造と機能に迫った。

参考文献

. 574:132-136, 2019
. 11:5605, 2020
. 289:1902-1906, 2000
. 105:16561-16565, 2008
. 615:535-540, 2023

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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