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文献詳細

雑誌文献

生体の科学75巻3号

2024年06月発行

文献概要

特集 高速分子動画:動的構造からタンパク質分子制御へ Ⅵ.高速分子動画の実例:光作動性タンパク質

光活性化アデニル酸シクラーゼ合成酵素の活性化機構の解明

著者: 石本直偉士1 朴三用1

所属機関: 1横浜市立大学大学院生命医科学研究科構造創薬科学研究室

ページ範囲:P.257 - P.262

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 Cyclic AMP(cAMP)は,軸索伸長や遺伝子発現などの細胞内応答を制御するセカンドメッセンジャーである。シアノバクテリア由来の光活性化アデニル酸シクラーゼOaPACは,光によりATPをcAMPに変換する酵素である。構造は解明されているものの,光による構造変化や触媒活性の機構は不明である。OaPACの反応機構を解明するため,X線自由電子レーザー(X-ray free-electron laser;XFEL)と放射光施設を用いて,構造生物学的観点から幅広い時間スケールでダイナミックな構造変化を分子動画としての撮影に挑戦している。

参考文献

. 415:1047-1051, 2002
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. 12:32-37, 2005
. 9:355-363, 1999
. 5:19679, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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