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特集 シングルセルオミクス Ⅰ.シングルセルオミクスの原理
心不全の病態を理解するシングルセルオミクス解析
著者: 野村征太郎1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院循環器内科先端循環器医科学講座
ページ範囲:P.291 - P.298
文献購入ページに移動 心臓には,心筋細胞をはじめ線維芽細胞,内皮細胞,平滑筋細胞,免疫細胞など多彩な細胞が存在している。臨床的に心不全の病態が個々に異なるように,その病態を構成する分子機序も大きく異なると考えられる。このような細胞レベルの詳細な分子プロファイルを網羅的に抽出して解析するのがシングルセルオミクス解析である。シングルセルオミクス解析は,循環器領域に限らず生命科学のあらゆる分野において革新的な成果を挙げている。本レビューでは,シングルセルオミクス解析によって明らかになってきた循環器疾患の分子病態をレビューすると共に,今後のこの分野の将来展望について議論したい。
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