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特集 シングルセルオミクス Ⅰ.シングルセルオミクスの原理
超微量プロテオーム解析の原理と現状
著者: 松本雅記1
所属機関: 1新潟大学大学院医歯学総合研究科オミクス生物学分野
ページ範囲:P.299 - P.304
文献購入ページに移動 近年,1細胞解像度で様々な分子階層におけるオミクス解析が盛んに行われている。生体内反応の実質的な担い手であるプロテオーム階層においては,核酸を対象としたオミクスと異なり増幅できないことから,質量分析計を用いた網羅的解析は不可能とされてきた。しかしながら,近年の質量分析計の高性能化や周辺技術の充実によって,極めて少数の細胞を対象としたプロテオーム解析が現実味を帯びてきた。本稿では,1細胞プロテオミクスまで視野に入れた質量分析技術や試料調製法の原理と現状を紹介し,将来展望を述べたい。
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