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文献詳細

雑誌文献

生体の科学75巻5号

2024年10月発行

文献概要

増大特集 学術研究支援の最先端 Ⅰ.先端バイオイメージング支援プラットフォーム(ABiS) ⅲ.MRI支援

機能的MRIデータの先端的なノイズ低減技術

著者: 山本哲也1 定藤規弘12 福永雅喜1

所属機関: 1自然科学研究機構生理学研究所脳機能計測・支援センター生体機能情報解析室 2立命館大学総合科学技術研究機構

ページ範囲:P.410 - P.411

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 機能的MRI(fMRI)で計測される信号は様々な種類のノイズにまみれており,良好な解析結果を得るうえでの障害となっている。既存のノイズ低減手法の多くは,脳活動を反映した信号にも影響を及ぼす,低減性能が不十分であるなどの問題点を持つ。本稿では,この問題を克服する独立成分分析(ICA)と機械学習によるノイズ低減技術の解説と共に,ICAの応用やランダムノイズ低減といった今後の展望について述べる。

参考文献

1)Glasser MF:rfMRI Temporal Noise. Exploring the Human Connectome, 2017 https://wustl.box.com/s/ohxkqkgpcrrpuxu8a8fa18f9p102s0qr
. 90:449-468, 2014
. 95:232-247, 2014
. 181:692-717, 2018
. 8:215073-215090, 2020
. 3:tgac038, 2022
. 536:171-178, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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