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文献詳細

雑誌文献

生体の科学75巻5号

2024年10月発行

文献概要

増大特集 学術研究支援の最先端 Ⅱ.先端モデル動物支援プラットフォーム(AdAMS) ⅰ.モデル動物作製支援

細胞系譜追跡による胎児期造血の解析

著者: 横溝智雅1

所属機関: 1東京女子医科大学解剖学(顕微解剖学・形態形成学)

ページ範囲:P.436 - P.437

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 胎児期に血液細胞はどのように発生するのか。この問いに答えるために,コロニーアッセイ,長期骨髄再構築実験などを用いた解析が行われてきた。一方で,これらの侵襲的なアッセイ系からは,胎児内での血液細胞の本当の振る舞いは見えてこないのではないか,との指摘もあった。そこで普及してきたのが,遺伝子改変マウスを用いた細胞系譜追跡実験である。本稿では,造血発生研究への細胞系譜追跡の応用について,筆者らの最近の成果を中心に概説する。

参考文献

. 34:161-172, 2024
. 105:2724-2732, 2005
. 3:625-636, 2008
. 216:1599-1614, 2019
. 609:779-784, 2022
. 606:747-753, 2022

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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