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文献詳細

雑誌文献

生体の科学75巻5号

2024年10月発行

文献概要

増大特集 学術研究支援の最先端 Ⅱ.先端モデル動物支援プラットフォーム(AdAMS) ⅱ.病理形態解析支援

てんかん,神経変性症および慢性腎臓病モデル動物としてのTxn1遺伝子変異ラットの樹立

著者: 大守(川﨑)伊織1 大内田守2 真下知士3 豊國伸哉4

所属機関: 1岡山大学学術研究院教育学域 2岡山大学学術研究院医歯薬学研究院 3東京大学医科学研究所実験動物研究施設先進動物ゲノム研究分野 4名古屋大学大学院医学系研究科生体反応病理学

ページ範囲:P.454 - P.455

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 TXN遺伝子がコードするチオレドキシンは,酸化還元反応を触媒する酵素の一つで,生体を酸化ストレスから防御する役割を持つ。Txn1-F54L遺伝子変異を持つラットの網羅的表現型解析を行った。Txn1-F54L遺伝子変異ラットは,3週齢から中脳に限局した神経細胞の脱落が始まり,5週齢で全般焦点合併てんかんを発症する。この中脳変性は7週齢以降修復され,10週齢以降は慢性腎臓病を発症する。脳・腎病変ではミトコンドリアの形態異常が認められた。

参考文献

. 267:6102-6109, 2000
. 178:179-185, 1996
. 7:e80-e85, 2022
. 175:105921, 2022
. 2023, https://doi.org/10.1101/2023.08.14.553187

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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