生体の科学75巻5号

2024年10月発行

増大特集 学術研究支援の最先端

Ⅱ．先端モデル動物支援プラットフォーム（AdAMS） ⅳ．分子プロファイリング支援

細胞パネルおよびトランスクリプトーム解析による化合物プロファイリングと分子機序推定

著者： 旦慎吾¹ 馬島哲夫²

所属機関： ¹がん研究会がん化学療法センター分子薬理部 ²がん研究会がん化学療法センター分子生物治療研究部

ページ範囲：P.464 - P.465

文献概要

　植物や微生物が生産する天然化合物から，抗生物質や抗がん剤などの医薬品のリード化合物となる生理活性物質が多数単離・同定されているが，生理活性を有する化合物を見いだし，その分子機序を解明するためには，化合物が生体に与える影響をプロファイリングするアッセイ系が必要である。本稿では，分子プロファイリング支援活動で提供する6種の化合物プロファイリング系のうち，細胞パネルおよびトランスクリプトーム解析を紹介する。

参考文献

. 6：813-823, 2006

. 70：4982-4994, 2010

3）National Cancer Institute：CellMinerCDB. https://discover.nci.nih.gov/rsconnect/cellminercdb/

4）DepMap：Broad, 2024. DepMap 24Q2 Public, Figshare＋, Dataset https://doi.org/10.25452/figshare.plus.25880521.v1

. 106：909-920, 2015