icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学75巻5号

2024年10月発行

文献概要

増大特集 学術研究支援の最先端 Ⅲ.コホート・生体試料支援プラットフォーム(CoBiA) ⅰ.コホートによるバイオリソース支援

飲酒発がんメカニズムに迫る:ALDH2多型を用いた媒介分析

著者: 松尾恵太郎1

所属機関: 1愛知県がんセンターがん予防研究分野

ページ範囲:P.478 - P.479

文献購入ページに移動
 飲酒は量にかかわらず発がんリスクを上昇させる。日本人を含む東アジア人ではALDH2酵素のrs671遺伝子多型が存在し,飲酒量に影響を与える。非活性アレルを持つ人は少なく飲む一方,多量飲酒で発がんリスクが高まる遺伝子環境相互作用が存在する。媒介分析はrs671の相反する効果を分解して評価することで,飲酒による発がんメカニズムへの理解を深める。

参考文献

. 7:599-612, 2007
. 80:1601-1610, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?