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文献詳細

雑誌文献

生体の科学75巻5号

2024年10月発行

文献概要

増大特集 学術研究支援の最先端 Ⅲ.コホート・生体試料支援プラットフォーム(CoBiA) ⅱ.ブレインリソースの整備と活用支援

死後脳・脊髄リソースによる筋萎縮性側索硬化症の病態解明

著者: 長野清一12

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科神経難病認知症探索治療学 2大阪大学大学院医学系研究科神経内科学

ページ範囲:P.494 - P.495

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 運動ニューロンの変性疾患であるALSの病態として,RNA結合タンパク質TDP-43の異常局在・沈着(プロテイノパチー)による神経細胞内RNA代謝異常の関与が推測されている。筆者らは患者病変組織を用いた解析により,TDP-43プロテイノパチーによるmRNA軸索輸送やpiRNA代謝の異常を初めて見いだし,ALS病態との関連を報告してきた。患者組織リソースを用いた病態解析は今後のALS研究に更なる知見を与えてくれると考えられる。

参考文献

. 351:602-611, 2006
. 140:695-713, 2020
. 29:3605-3619, 2019
. 59:1693-1705, 2022
(Landmark Ed). 24:1440-1451, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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