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文献詳細

雑誌文献

生体の科学75巻6号

2024年12月発行

特集 新組織学シリーズⅤ:脂肪

Ⅱ.脂肪組織の慢性炎症・線維化

コラーゲン線維調節による体脂肪量の規定機構

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科学 2大阪大学大学院医学系研究科糖尿病病態医療学寄附講座(現 ハーバード大学メディカルスクール)

ページ範囲:P.568 - P.573

文献概要

 体脂肪量(アディポシティ)は身体の脂肪組織の量や割合を指し,人によって大きく異なる。非常に痩せた人では5%程度から,病的肥満の場合には40%以上に達することもある。このような個人差は,様々な生理,病態,環境,遺伝的な要因・要素の組み合わせによって決定される。しかし,その調節のための統一された分子機構は解明されていなかった。本稿では,近年,筆者らの研究で明らかにした,脂肪組織のコラーゲン線維調節を介した体脂肪量規定機構について紹介する1)

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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