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文献詳細

雑誌文献

生体の科学8巻1号

1957年02月発行

文献概要

報告

赤手かに心筋活動電位

著者: 入沢宏1 入沢彩1 二宮石雄1

所属機関: 1広島大学医学部生理学教室

ページ範囲:P.36 - P.39

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 Coraboeuf & Weidmann(1949 a,b.)及びWoodbury,Woodbury & Hecht(1950)以来,単一心筋の細胞内電極による研究は頗る多い。即ち,蛙心室(Woodbury et al 1951),亀心室(Weidmann 1956),哺乳類ではプルキニエ繊維(Draper & Weidman 1951,Trautwein 1953),犬心室(松田1955,1956),心房筋(Burgen et al 1953,Hoffman et al 1954)がその静止電位及び活動電位を測定した。
 然し,無脊椎動物では未だ斯様な研究をみない。Draper et al(1951)はアメフラシ心に微小電極法を試みたが,針がすぐ抜けてしまつたと記載している。以下甲殻類の一種に就いて,最近筆者等が行つた測定結果を述べ,従来行われた諸観察との比較を試みたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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