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細胞内電極法による生物電気現象の観測は一応大きな成果を挙げたもので,活動電流を観測対象とする限り,その効用性に疑をはさむ必要はなさそうである。
しかし,生物電気発生の機序を窺う立場では,細胞内電極によつて得た所謂静止電位の数値がそのまゝ形質膜部に既存する膜電位を示すという考えは本当らしくない。
しかし,生物電気発生の機序を窺う立場では,細胞内電極によつて得た所謂静止電位の数値がそのまゝ形質膜部に既存する膜電位を示すという考えは本当らしくない。
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