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海外通信
放射性ジギトキシンとジヨージ・オキタ氏/The use of "self-radiation" labelled tritium digitoxin in biological experimentation
著者: 田辺恒義12
所属機関: 1札幌医科大学薬理学教室 2ミシガン大学薬理学教室にて 3Univ.of Chicago, Dept.of Pharmacology and Argonne Cancer Research Hospital
ページ範囲:P.91 - P.91
文献購入ページに移動彼は今薬理学教室とアーゴンヌ癌研究病院とを兼任し,特に後者の研究部門の最も重要な幹部の1人である。今年に入り化学部門のウイルツバツクとブラウンがジギトキシンにトリチウムで放射能を附与する事に成功した。閉鎖硝子器内でジギトキシンにトリチウムを1週間反応させると,分子内の水素が一部トリチウムと置換されるというのである。之を精製して彼は放射能の極めて大きいトリチウム・ジギトキシンを得ている。
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