文献詳細
論述
アイソトープを用いる抗原抗体及びγ-グロブリンの代謝に関する研究
著者: 緒方規矩雄1 緒方正名2
所属機関: 1新潟大学医学部生化学教室 2岡山大学医学部公衆衞生学教室
ページ範囲:P.122 - P.132
文献概要
アイソトープを用いる抗体の代謝の研究についてはSchoenheimer等6)が1942年N15で標識したアミノ酸(以下N15-アミノ酸と略)を用いてin vivoで輝しい成果を上げて以来,生化学者や免疫学者により取上げられているが,その手技の複雑さや条件の複雑性等のために他の組織蛋白のそれに比較すればその研究も少く,まだ未開な分野が多く,将来更に免疫学,生化学の両面からの研究に待つ所が多いと考えられる。
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