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文献詳細

雑誌文献

生体の科学8巻3号

1957年06月発行

文献概要

報告

神経筋伝達の筋伸長による促通

著者: 竹内昭1

所属機関: 1東京大学医学部生理学教室

ページ範囲:P.133 - P.139

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 カエルの神経筋標本において筋を伸長すると,間接刺激による筋活動電位が増大することは古くから知られていたが,この成因に就いては種々の解釈がなされていた(Forbes,Ray & Hopkins,1923:Fulton,1925)。最近Ralston & Libet(1953)が活動電位の増大は活動する筋線維の数の増加であることを証明したが,又一方において筋伸長によつて同時に終板電位が増大することも見られた(Kuffler,1952:Libet & Wright,1952)。筋伸長によつてこのように終板電位が増大することは甚だ興味のある事実であり,本実験はその機序を解明する目的で行つたものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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