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無髄神経線維に対する麻酔薬の効果,並びにStrychnine及びSodium citrateによる反復興奮に就いて
著者: 大谷達雄1 和田周志2 渡辺敏雄2
所属機関: 1慶応義塾大学医学部生理学教室 2東京歯科大学生理学教室
ページ範囲:P.182 - P.185
文献購入ページに移動有髄神経線維に於いて,神経衝撃は絞輪部に於いてのみ生じ,且この部に臨界濃度以上の麻酔薬を作用させると,それと同時に,その部に生ずべき働作流の消失する事が知られている(田崎1))。
無髄神経線維が有髄線維の絞輪部と同様な怪質をもつた形質膜の連続せる如きものとすれば,麻酔薬を作用させると直ちに作用部位の働作流は消失する筈であるが,実験結果は之に反して,働作流は除々に小となり,麻酔薬が除々に作用する如き結果が得られた。
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