病院1巻4号

1949年10月発行

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管理者メモ　病院協會結成の氣運各地に高まる

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ページ範囲：P.40 - P.41

　アメリカ及びカナダの病院協会の活躍は，國際病院協会の結成に迄発展し，一致して各國の協会は病院事業の普及発展に努力している。近代的医療機關の中核は勿論病院であり，近代的医療の晋及及び公衆の医療福祉の根拠は病院にあることは論を俟たない。各種の病院が一致團結して，お互に意見を交換し，共通の利害得失を檢討して，病院の内容を向上したり，民衆に正しい医療の知識を普及したりすることは，ひとり個々の病院の利益になるばかりでなく，ひいては民衆えの正しい医療奉仕をなし遂げる最良唯一の方法であろう。

　日本に於ては，幸い医療法の発足と共に，病院研究の氣運が高まり新社会保障制度確立の一歩手前にあつて，お互の病院の反省が始まつた事は，医療界の利益であるばかりでなく，國民の福祉に貢献すること大であろう。