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中央檢査室の作業量についての集計
著者: 小酒井望1 広明竹雄1 中里武江1
所属機関: 1国立東京第1病院検査科
ページ範囲:P.61 - P.65
文献購入ページに移動新しく綜合病院を作る場合,必ず検査室は作られる。然し検査室の作業人員の数については兎角過少評価される傾向があるのではなかろうか。病院の管理に関与する医師達は極く少数の人員しか割り当てない。足りない処は医師が自分で検査すればよいと考える人もあると聞く,大学病院の様に医師の過剰な所ならば兎も角,一般病院では医師は診療に追われて一々検査などして居られない。従つて少数の作業員で間に合う程度の検査しかしなくなる。例えば2人の技術員しか居ない検査室で,次第に検査量が増えたからと云うので更に2人技術員を増したとする。こんな場合今迄2人で行つて居た検査が4人に分配されるから,作業の量は半分になるかと云えば決してそうではない。間もなく4人でも足りない様になるであろう。
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